明石の酒 [日記]
兵庫県明石市は、日本標準時135度子午線の町、
蛸、鯛、焼き穴子、魚の棚商店街、明石焼き、等の食文化の町として知られている
明石市の歴史研究家でマニアックな知識に詳しい人に話を聞く機会があり
その時に勧められたのが、「明石の酒」
かっては「灘の酒」のひとつ、「西灘の酒」として
名を轟かせていたということで、酒造会社が数十社以上あったらしい
そして今でも6社が残り、うまい酒を作り続けていると聞いた
で、早速その一社の「茨木酒造」の酒を買ってみた
買ったのはオンラインショップで「お酒ビギナーや女性の方へ」
というコメント付の3種の酵母違い純米生酒セット
(酵母違いなんて、超マニアックで玄人向けのセットだと思うんだがな~?
アルコールもしっかり17度あるし・・・)
こんなの
左から、来楽 花乃蔵 月下美人、来楽 純米生原酒、来楽 花乃蔵 アベリア
どれも、材料米は五百万石80%、山田錦20%、精米度60%、17度
使用酵母が、花酵母「月下美人」、協会9号、花酵母「アベリア」
酵母だけの違いを味わえるらしい、
早速飲んでみよう
まずは、基準となる協会9号の純米生原酒を飲む
冷蔵庫で冷やし、90mlの磁器グラスについで飲む
フレッシュさを感じる、酸味があり濃厚な風味の中にキレもそこそこ
吟醸香はあまりないし、他の香りも弱め
食前~食中酒に合いそう
次は、月下美人
うーん、確かに香りが違う、ちょっと華やかさが増す
酸味はまろやか、後味は9号とほぼ同じ
こっちの方が万人受けしそう
花の酵母と言われればそうかな?
普通においしい純米酒
次は、アベリア
これは華やか、酸味はマイルド
後味もスッキリ
生原酒感はそれほど無い
普通においしい純米酒
万人受け度
①アベリア
②月下美人
③協会9号
僕の好み
①協会9号
②アベリア
③月下美人
『結論』
フルーティで後味のすっきりした酒に、「初心者向け」「女性向け」という
表現を使うのは間違っている
しかも、酵母違いの微妙なニュアンスを楽しむなんて
絶対に酒好きマニア向けの商品、決してビギナー向けではない
こんなにうまい酒を、酒飲みおっさんに「えー、ビギナー&女性向け?、買いにくいな~」
と思われたら大きなマイナスポイント元々、酒飲みだろうが初心者だろうが男だろうが女だろうが、酒の好みなんて千差万別
「これは**向け」、なんて表現はセールストークとしては死語
商品の魅力を伝えたいなら、客観的な情報をできるだけたくさん知らしめることが重要
コメント 0