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『僕愛/君愛』 劇場アニメ [アニメと思い]

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』は、
2022年10月に同時公開された2部作の劇場アニメ
原作は、2016年に刊行された、乙野 四方字(おとの よもじ)作の小説
僕はアマゾンプライムで観た
 
あらゆる分岐点で分かれた平行世界があり
平行世界間を人間が移動できるという世界観
それを研究するのが虚質科学
男女間の愛や家族愛をメインテーマにして
「平行世界間移動」を軸に事故や事件を描きながら、
子供から老人までの主人公の人生を描いた2部作と言えるかな
 
主人公の暦(日高 暦 / 高崎 暦)の両親は7才の時に離婚
父母のどちらに付いていったかで、全く違った「平行世界」が生じる
父に付いていった場合が『君を愛したひとりの僕へ』
母に付いていった場合が『僕が愛したすべての君へ』
 
僕はまず、『僕が愛したすべての君へ』を観て、
次に『君を愛したひとりの僕へ』を観て、
そして『僕が愛したすべての君へ』の後半を見直した
『僕が愛したすべての君へ』の終わり方が綺麗なので
時間最小限で観るなら
『君を愛したひとりの僕へ』→『僕が愛したすべての君へ』
の順で見ることをオススメ
 
Bokuai-Kimiai.jpg
二つのアニメはキャラデザはよく似ているが、制作は別会社
「僕愛」はバッケンレコード、監督 松本淳
「君愛」はトムスエンタテインメント、監督 カサヰケンイチ
画像は、劇場版としてはレベルは高くない
TV放送版の綺麗なやつ、のレベル
簡単にあらすじを書くと
『君を愛したひとりの僕へ』
 両親の離婚時に父に引き取られた「日高暦」は、父が務める「虚質科学研究所」の
 託児施設で「佐藤栞」と出会い、中学生くらいで2人は深く愛し合うようになる。
 暦の父(研究所副所長)と栞の母(研究所所長)が結婚するという話を聞く。
 未熟な彼等は兄妹になると結婚できないと誤解し、2人で父と母が結婚しない
 平行世界へ逃げようと決める。 
 2人でIPカプセルに入ってパラレルシフトを行った時、栞はシフト先の事故で
 亡くなってしまい、シフトしていた「魂」が元の世界に戻れなくなり
 元の世界の栞は脳死状態になってしまう。
 「虚質の海」を彷徨う栞の魂は、幽霊のように暦にだけ事故現場で見えるようになる
 それは、2人の魂が絡んだ状態であることを示していた。
 暦は、栞を元に戻そうと死に物狂いで勉強し研究をするが、数年後に栞の肉体は死亡する。
 それでも暦は諦めず、彼を追って研究所に入所してきた「瀧川和音」と共に研究を続け
 ついに「タイムシフト」技術を開発し、絡んだ栞の魂と暦の魂を一緒に
 2人が出会うことのない世界へのタイムシフトを実行する・・・
 
『僕が愛したすべての君へ』
 両親の離婚時に母に引き取られた「高崎暦」は、学業成績は抜群だが友人の居ない
 ぼっちの高校生だった。 ある日、入学時に成績トップの暦が式辞を辞退したため、
 新入生代表にさせられた成績2位の「瀧川和音」が突然声をかけてきて、「2人は
 平行世界で付き合っている、私はパラレルシフトしてきた」と驚くべきことを言った。
 その後、暦は、和音は元の世界に戻ったと思ったが、めがね長身美人の彼女が
 非常に気になって、じっと見ているうちにだんだん好きになり、
 思い切って告白するが、断られる(結局、最初のパラレルシフトは噓だった)。
 それでも、一緒に勉強を始めた2人は徐々に親密になり、周囲の学生も巻き込んで
 勉強会等を通じて友人も増え、充実した高校生活を送り、2人揃って大学に進学、
 そしてついに彼女から交際OKの返事をもらう。
 卒業後、同じ「虚質科学研究所」に就職し、結婚、子供の出産と順調な人生を
 送ってきた。
 しかし、ある日一家で行った遊園地で暴漢がナイフを持って暴れる事件が起こり、
 人生の分岐点が生じてしまう。
 暴漢に息子を殺された和音は、自分が助けられなかったことに耐えきれず、
 息子が助かった平行世界に強制シフトを行ってしまう・・・
 
僕が一番好きなのは瀧川和音だなぁ
(ルックスが僕の好みにズドン、なのもあるが・・・)
「君愛」で、絶対に暦の愛情は自分に向かないのが分かっているのに
人生をかけて暦に尽くす・・・
「僕愛」で、付き合ってる世界からパラレルシフトしてきたと噓をついたり、
もう死ぬ気で告白してきた暦をあっさり振ったり、でも、むちゃくちゃ好きなのは
見え見え・・・
やっぱ、ツンデレが一番[exclamation×2]
 
このアニメは、「虚質科学」が難解で、深いメカニズムは理解できないが
それなりによくできたストーリーで、2つの平行世界をうまく結びつけている
どちらのヒロインも魅力的だった
 
が、最大の欠陥は声優[ちっ(怒った顔)]
青少年期のメイン声優が俳優と女優で、最初はもう台詞を聴く気にならず
最後まで耐えられるのか・・・ばかりが気になるほど[もうやだ~(悲しい顔)]
 
なぜ、こんな地味なアニメにちょっと名の売れた俳優や女優を使うのかなぁ
こんな地味なアニメこそ、プロの声優を使うべきだろう[ちっ(怒った顔)]
作品には85点を付けたいところだが、この一件で15点マイナス
70点止まりですなぁ~
残念!
[ふらふら]
 
 
 

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